システムキッチンは安いものではありませんし、レイアウトを変更すれば工事も大掛かりになりがちです。気に入らないからといって、数年でまたやり直し! という訳にもいきません。せっかくのリフォームを台無しにしてしまわないよう注意しましょう。

リフォームは契約時点でまだ商品が出来がっていないために、後でイメージと違ったというトラブルが起きがちです。工事前にどれだけ実際のものをイメージできるか、そしてそれが作り手側と同じイメージかどうか、きちんとすり合わせておくことがポイントになってきます。

キッチンのリフォームなど、給排水工事を伴うリフォームを行う場合は排水管の勾配が確保できるかどうか、確認する必要があります。マンションの場合、シンクの移動は排水管の勾配をとるために床高をあげなければならない場合が多いです。

また、マンション、戸建て住宅共に、加熱調理器を移動する場合には換気扇の排気ダクトを通す為に一部天井を下げたり、ウォールユニットを犠牲にしたりしなければならない場合があります。

家族構成と食事のスタイル、調理をする人の数、主に調理をする人の身長、キッチンスタイルのイメージ(クローズドかオープンか、キッチンキャビネットの仕様等)、色の好み、加熱機器の熱源、機器類はどの程度採用するか、調理道具や食器の量、床・壁・天井等の仕上げ材のイメージ、キッチンの広さと作業動線、ダイニングやリビングとの位置関係、コンセントや照明スイッチの位置と電気容量、給排水、換気扇の位置とスイッチ、ガスの種類とガス栓の位置、収納状況等よく考えましょう。